妊娠がわかったら考えるべき医療費控除の活用

妊婦さんは毎月妊婦検診を受診します。妻の体調は問題ないか、胎児がしっかり育ってくれれているのか、定期的に確認する必要がありますからね～。これに加えて、出産時には高額の出費が必要になります。

妊娠・出産で医療費が10万円を超える場合は医療費控除を活用しましょう。所得税と住民税の一部が還元されます！

出産にかかる高額な出費は減らしたい...

妊娠してからは月に一回の妊婦検診が始まります。妊娠してからは妊婦さんと胎児の状態は目まぐるしく変化しますからね。不安定な時期も多いです。定期的に受診して順調にお腹の子供が成長しているのかを定期的に確認しながら過ごします。

妊娠後期になると妊婦検診の頻度も高くなります。妊娠24週からは２週間に１回、妊娠36週からは毎週です。徐々に出産に向けた準備がはじまり、いよいよ出産に臨みます。出産は高額の出費になることが多いです。

taka

妊婦検診で毎月数千円、出産には数万円の出費になることが多いです！高い...

妊婦検診と出産費用の一部は医療費控除で還元できる！

医療費控除は医療費にかかる所得税と住民税が還元される制度です。

大まかに言えば、年間医療費の自己負担分が10万円を超える金額が控除されます（所得金額が200万円以下の人は所得金額の5%を超える場合）。

医療費控除を申請すれば、10万円を超えた自己負担額分の所得税と住民税が控除されるんです。月々の妊婦検診や出産費用って高額になることが多いので、10万円なんてすぐに超えちゃいます！

taka

妊婦検診や出産費用が積み重なれば、10万円なんてすぐに超えちゃいます！

医療費控除のために妊婦検診・出産費用以外の領収書はなくさずにまとめておきましょう。

妊婦検診や出産費用以外の医療費も医療費控除の対象になるものがあります。すべてを合わせた総額を医療費控除として申請できます。

医療費控除を最大限利用するためにも、妊娠がわかったら年内に支払った領収書やレシートなどを集めておきましょう。

封筒や箱などにまとめておくといいですよ！ちなみに医療費控除の上限額は年間200万円です。

taka

医療費控除を最大限活用して、抜け漏れのないようにお金を返還してもらいましょう

医療費控除を申請したらどれくらい税金が安くなるの？

医療費控除は1~3月頃の確定申告のときに申請します。医療費控除の明細書も一緒に提出する必要があります。

ところで医療費控除を申請したらどれくらい税金が安くなるんでしょうか？医療費控除で安くなる税金は所得税と住民税の2つです。

所得税について

所得税は累進課税制度です。所得が多い人ほど所得税の税率が高くなるんです。つまり、所得が多い人のほうが医療費控除で返還される金額が大きくなります。

所得税は確定申告をした後に還付金として銀行口座に返金されます。

住民税について

住民税の税率は所得が多くても少なくてもほぼ一定で約10%です。

住民税は直接返金されるわけではありません。かわりに翌年の住民税が安くなります。

実際にいくら還元されるの？

返還される金額をざっくり計算してみました。個人差はあると思いますけど、参考まで。

所得税は累進課税です。所得が高くなるほど、税率も高くなります。つまり所得によって返還される医療費控除額がかわります。

住民税は税率がほぼ一定です。つまり医療費控除で返還される金額も一定で、どの人もだいたい10%が安くなります。

taka

所得税の分は直接返金、住民税の分は翌年の税金から引かれます

医療費控除を最大限活用して還元しましょう

妊婦検診や出産には高額な出費がつきもの。医療費の自己負担額が年間10万円を超える人がほとんどのはずです。ぜひ医療費控除を最大限活用しましょう！所得税の分は返金されますし、住民税の分は翌年の税金からひかれます。

妊婦検診や出産以外にも医療費控除の対象になる出費がたくさんあります。妊娠がわかったら、なくさないうちに対象の領収書をまとめておきましょう。妊婦検診、出産の費用と合わせて医療費控除を申請できます。

高額な出費って家計への影響が大きいですよね。医療費控除を最大限使って、家計への影響を減らしましょう！